
通信技術の発達やデバイスの進化により、私たちの身の回りはかつてないほど映像が溢れています。それらの映像の起源をひもとくと、そこには今の私たちが目にしているよりも、もっと身体的で豊かな感覚の世界が広がっています。このプレイグラウンドでは、映像の本来的な面白さや感動を「眼と遊ぶ」というキーワードでさまざまな角度から検証します。
視覚装置がどのように進化してきたかを体験し、メディアアートの代表作を発見し、さらに自分で映像をつくりながら、眼と遊びつくしましょう!
【見どころ】
1. 視覚装置と特別展示
19世紀の貴重な装置を3Dプリンタなどで精巧に再現したレプリカや、それらを独自に発展させた作家の作品など、約20種類の装置を実際に触って体験することが可能です。
2. 時間層シリーズの再生
テレビをストロボ光源として使い、眼の前の絵や物体をアニメーションのように動かして見せる岩井俊雄の初期代表作「時間層」シリーズ(1985~90年)。今回、CCBTでは、日本のメディアアートを切り拓いた本シリーズのうち、失われていた3作品の修復・再現に作家とともに挑戦します。
3. ハンズオンとワークショップ
創作コーナーでは実際に手を動かし、動画や装置の製作にチャレンジできます。CCBTでは、講師や美大生による作例も紹介。夏休み期間中には、講師によるワークショップも開催します。
【開催概要】
岩井俊雄ディレクション
「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」
https://ccbt.rekibun.or.jp/events/playingwithyoureyes
会期:2023年7月7日(金)〜 8月20日(日)13:00~19:00
※月曜休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)
入場無料
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
企画協力:東京都写真美術館
ディレクション:岩井俊雄(メディアアーティスト、絵本作家)
プログラムディレクション:橋本典久(プリミティブメディアアーティスト)、明貫紘子(キュレーター、アーカイブ研究者)