兵庫聾史同好会です。
去年11月の例会は会員水澤学による「兵庫縣立聾唖學校全焼の検証 〜昭和20年6月5日の神戸大空襲〜」でした。
5月の例会は近畿聾史研究グループの松延秀一氏による『聾啞界』翻刻出版記念講演です。
日本聾啞協会と『聾啞界』
神戸部會100年を記念して
遠方の方や会場にお越しいただけない方にはオンライン配信あり(Zoomでのウェビナー形式)。
兵庫聾史同好会としても初の試みです。
みなさんがご存知の全日本ろうあ連盟は昭和22(1947)年に創立されていますが、
戦前にも日本聾啞協会という組織があり、神戸ろうあ協会は神戸部會と呼ばれていました。
私たちろうあ者が主体となって活動してきている点に変わりはありません。
戦前、とりわけ大正時代のろうあ者の暮らしぶりや活動の様子について学んでみませんか。
『聾啞界』は聾啞倶楽部が大正3(1914)年1月に発行、12号から昭和17(1942)年3月の97号まで日本聾啞協会の発行となっています。
この『聾啞界』はそのまま読むには難しく、大正時代当時の背景などを押さえながらでないとわからないことも多いです。
令和4(2022)年2月に近畿聾史研究グループが1から11号の文字データを入力し、注記や解説・索引を付けて、翻刻版を刊行しました。
おかげでとっつきやすくなったのではないでしょうか。
翻刻にあたり、中心となった松延さんに『聾啞界』のことをお話いただきます。
日時:5月8日(日)1330〜1600
会場:西宮市立若竹公民館2階第2・3集会室
西宮市西福町15-12
JR西宮駅北側出口から北東へ徒歩5分
講師:松延秀一氏(近畿聾史研究グループ)
費用:500円
定員:36名
通訳が付きます。
参加費は当日受付でお支払いください。PayPayも可能)。
申し込み希望者は氏名、連絡先を下記まで。
オンライン配信視聴希望の方はその旨をお知らせください。
メール:mizusawa.manabu@gmail.com
FAX:0727567763
令和3(2021)年、大正10(1921)年5月1日の神戸部會發會式から100年を経た。
これまであまり省みられることのなかった『聾啞界』には、私たちの暮らし、今日の手話をめぐる状況を考えるための重要な視点が含まれています。
今こそ、『聾啞界』を通して、明治・大正生まれの先人を知り、事実の検証を。
その作業は、とりもなおさず、ろうあ運動の入り口と出口を知り、歴史の節目を問い直す試みです。
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